トイレ物語…トイレが機能的に変身を遂げた!
不人気の和式トイレをタンクレスへ替える
この和式トイレは簡易トイレの中に設置されていました。おまけに汲み取り方式です。
第一弾として、タンクレストイレに替えるついでに、水洗式トイレへ変更になりました。旧来のトイレは写真右奥のポンプを足で押し出す度にちょろちょろと水が流れて排出物を落下させる方式です。水が無くなれば足さなければなりません。これだけでも画期的なことです。
スライドショーでご覧いただける通り、簡易トイレはもはやスペースだけと化しました。威風堂々とタンクレスが据えつけられると、後はそのハンサムさが引き立つように周りの壁を変更します。
ということで、第二弾は壁に珪藻土を塗りました。
これぞ珪藻土という天然建材を使う
使う珪藻土は弊社であれこれ検討を重ねた中で、最も珪藻土の性能を引き出してくれそうな建材を選択しました。純度80%の焼成していない天然素材です。
これを、プラスチックで出来た壁に直接塗っても大丈夫だと言うのです。懸念点があります。壁にはあちこちに穴やスリットが開いています。
ヨシッ、これも実験に替えてしまおう。穴が一杯開いているので、8種類のコーキング材を押し込み、その違いを観察していきます。
さて、珪藻土を塗る日がやってきました。天気は晴れです。養生を済ませると、一気に塗りこんでいきます。プラスチックもなんのその、ぐいぐい食い付いていきますから、仕事は上々の仕上がりです。
雨の日が来て、風が強く吹いて、完全に乾く日がやってきました。懸念していた穴をコーキングした部分は、穴が凹んでいるものが数点見受けられました。直接珪藻土を塗りこんだ部分についても、乾燥すると凹んでいる箇所が発見できました。
最終修正として、結果が良好だったコーキング材を施し、再塗装に対して準備をしました。そして、コーキングが乾いて再塗装です。後は、使っていっての経過を探ります。
コーキングと下地材と珪藻土の乾燥
我社のトイレ物語は実験に次ぐ実験で少なからずの成果を上げようとしています。コーキングには何が最適であるとか、下地材についても同様です。このひとつひとつが実際には我社のノウハウになり財産になっていきます。
珪藻土が塗られた空間の感想をズバリ一言でいうと、清涼感を得ることができます。清々しく空気が違っているように感じます。当然、匂いにおいても合格です。この感覚だけは実際に体験していただきたく思うばかりです。